コラム

自宅の売却を検討した時の素朴な疑問にお答えします!不動産売買Q&A【売却編】

不動産売却について

持っている不動産の売却、今住んでいる自宅の売却について分からない事も多いかもしれません。
ここでは一般的によくあげられるご質問の例の一部についてご回答!
個別のお悩みやご相談ももちろん受付中ですのでお気軽にご相談ください。

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Q.

自宅の売却を検討してるのですが、どのように進めていくのがいいですか?

A.

売却する目的にもよりますが、まずは相場を把握することから始めましょう。
今は、ネットでマンションごとの大体の相場を調べることのできるサイトもありますが、すべての物件が網羅されているわけではなく、価格の幅が大きいので、一つの目安程度であることを理解しておきましょう。
また、大手ポータルサイトなどで自宅マンションの他の部屋が販売中の可能性もあるので見てみましょう。

Q.

どの不動産会社に頼むのがベストでしょう?

A.

一概には言えませんが、いくつかの不動産会社の話を聞いてみることをお薦めします。
購入した時の信頼できる担当者がいらっしゃればその方に依頼するのも良いですが、今はネットの一括査定サイトなどでいくつかの不動産会社に同時に依頼することも可能です。
その際、比較的安心できる大手不動産会社の他にも、地元に密着した不動産会社も加えてみるのが良いでしょう。

Q.

不動産会社を選別するときのポイントは?

A.

ネット等で複数の不動産会社に査定依頼を行った場合には、査定価格も大事な要因ではありますが、担当者のレスポンスの速さや対応次第で実際に会う会社を3社程度に絞りましょう。
担当者と直接話をした時の印象や相性も重要になりますので、売却が具体的であれば直接何社かの担当者にお会いして話を聞いてみましょう。
査定金額は一般的に市場に出してから2~3か月以内に売却できるのであろう価格を提示します。
査定金額が高い会社に依頼しがちですが、価格や看板の大きさだけにとらわれずに、価格の根拠や実際の販売方法などの説明がしっかりと出来ているかや、売却に対しての的確なアドバイスが出来ているかなどを判断材料にしてみてください。
特に1社だけ飛びぬけて高い金額を提示してきた場合には、ぬか喜びすることなく冷静な判断が必要です。

Q.

媒介契約とは何ですか?

A.

正式に不動産会社に売却を依頼する場合に締結をする契約書です。
媒介契約書の種類には以下の3つの種類があります。
・一般媒介契約書
・専任媒介契約書
・専属選任媒介契約書
まず、「一般媒介」とは、複数の不動産会社に同時に依頼することが可能です。比較的人気の物件の場合には複数の会社に依頼して競争させるのも一つの方法です。
次に、「専任媒介」とは不動産会社は1社のみに依頼することになります。その為、選別が必要となります。
依頼を受けた不動産会社は責任感やモチベーションも高まりますので、積極的な販売活動が期待できます。その際には具体的な販売計画(広告)をヒアリングしておきましょう。
最後に「専属選任媒介」ですが、こちらは専任媒介の取り決めにプラスして、売主自ら買主との契約を交わすことも出来なくなるので、たとえ身内や知人との契約でも、必ず媒介契約を交わした不動産会社を通す必要があります。
ただし、どの契約も最長3か月が契約期間となりますので、その期間で売却できなかった場合は、不動産会社の変更や取りやめも可能です。
不動産会社は、専任もしくは専属選任媒介を取りたいので、その場合のサービスを提案してくる場合がありますので、複数社のお話を聞きながらじっくりご検討ください。

Q.

販売してる時の注意点はありますか?

A.

販売の際には、居住中で販売する時と空室になってから販売する場合とがあります。いずれにしても室内に入った時の第一印象はとても重要な要素となりますので、売却期間中はとっさの案内に備えて室内をきれいに保つようにしておきましょう。
ネットに掲載する際でも、室内の状況が綺麗な写真が掲載されていると、反響も増えて案内が入りやすくなりますので、早期売却や少しでも高い値段での売却につながります。
空室の場合には、状況に応じてリフォームをしたり、ハウスクリーニングを行った方が良いケースもあります。日本でも最近、欧米のようにレンタル家具を入れて(ホームステージング)売却するケースも増えてきていますので、不動産会社からの提案も参考にしながら進めてください。

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【講師プロフィール】柴田 光治

株式会社トラストリー 代表取締役、リフォーム不動産深川studio 代表、深川くらし相談所 所長
宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士、公認 不動産コンサルティングマスター
一般社団法人不動産エージェント協会 既存住宅流通活性化副委員長
不動産業界歴35年以上。一部上場不動産会社在籍中に執行役員として売買事業を統括し、主に不動産流通に関わる。
50代で今の会社を立ち上げ、地域密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。自らも築20年の自宅マンションをリノベーションした経験を持つ。

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