深川のこだわりのお店

ワイルドシルク体験!<ワイルドシルクミュージアム>|平野

清澄白河の隠れスポット!?

清澄白河から徒歩約6分ほどのところにある「ワイルドシルクミュージアム」 人気のあるブルーボトルコーヒーの近くですが意外と知らない人も多いのでは? 繭から糸を取る体験や、シルク糸で手織り体験などができるワークショップや(不定期)、糸などの製品も取り扱い。 他にもさまざまな品種の蚕の繭や成虫のはく製がならび、さらには蚕のフンで作ったお茶(!?)なども試飲できる蚕尽くしのミュージアムなのです。

世界の野蚕と家蚕

蚕と言えば、まんまるくて白い繭を作っているイメージですが、それは品種改良された家蚕だけ。 野生の蚕(野蚕)はいびつで形もさまざま。糸にしたときの特徴も違います。 ワイルドシルクミュージアムでは実際に蚕の特徴を見比べたり、実際に生きている蚕の生体見学をすることができます。

深川の蚕

そんな蚕づくしのワイルドシルクミュージアムのオーナー、坪川さんは蚕の研究家。 エリサンとシンジュサンという2つの品種を掛け合わせて新しい品種「深川蚕(フカガワサン)」という品種を開発しました。 なんとしっかり論文もあり世界的に認められた品種なのです。 知らないところで深川という言葉が世界に広がっていたことに驚き…。

深川蚕の幼虫。この子が繭を作って糸を収穫する

深川蚕の元となったエリサンは病気に強くシンジュサンは糸が固く加工にあまり向いていない品種。 元々近い種類だった二つを掛け合わせた深川蚕は糸にしたときの強度もしっかりあり、加工しやすくなりました。 安定するまで数サイクル繰り返し、新しい種類として確立しました。

深川蚕の繭・ワタ・紡ぎ糸

また、深川蚕が育つビルのなかでは坪川さんの旦那さまが営まれている製糸工場で加工も行われています。 蚕から取れた繭をすぐ加工できるのは江東区でここだけかも。 室内にははじめてみるような機械が沢山。 蚕の繭を加工して糸を紡ぎ、染色したり、他の糸と掛け合わせてデザインをつくったり、品質の良さやデザインの豊富さから著名なニットアーティストの方が買い求めに来ることもあるそうです。

『深川蚕』の手紡ぎ糸のアームウォーマー

シルクは刺激もすくないので肌が敏感な方にも◎糸ももちろんミュージアムでお買い求めいただけます。 さらに蚕は様々な活用が期待されている虫の一つなのです。 まずは食用として、蛹にアミノ酸を沢山含んでいる蚕は実は優秀。ちょっとうまみが欲しい時、物足りない時に蛹を乾燥させたパウダーを振りかけるだけで天然のうま味調味料として大活躍!特に深川蚕は味の癖が少なく、おいしく頂けるとか。

『深川蚕』の成虫と繭

また、ご存じの方も多いかもしれませんが、蚕は化粧品としても優秀。 たまにドラッグストアなどでシルク配合の化粧水や美容液を見かけますが、もちろんこれらも蚕由来の成分。 余すことなく使うことができるのが蚕なのです! 時期によっては蚕を育てて糸を収穫、糸に加工も体験できるそうです。詳しくは坪川さんにご相談ください◎ なかなか経験することのない蚕にまつわる体験。ぜひ実際に触れてみては?
<​ワイルドシルクミュージアム>店舗概要
住所:東京都江東区平野1-5-5 アクセス:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅徒歩6分 ※営業日・営業時間などの最新情報は下記HP、SNSをご参照ください。 ⇒ InstagramHP
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