住宅金融支援機構主催のシンポジウムに参加してきました。

~既存住宅流通の次のステージへ向けて~

人気の清澄白河、門前仲町など江東区周辺のマンションを中心に、物件探しからFP相談、リフォームまでを手掛ける『リフォーム不動産 深川studio』代表のブログです!

今日は朝から天気も良く、いつもより早く会社に到着してモチベーションMAXですが、花粉もMAXでティッシュが手放せないでいます。。

昨日は、フラット35でお馴染みの住宅金融支援機構主催のシンポジウムに参加してきました。

議題は ~既存住宅流通の次のステージへ向けて~

登壇したのは、リクルートSUUMOの編集長を中心に、国土交通省住宅局のお役人さんや世に”リノベーション”という名前を発信して定着させたインテリックスの山本社長、大手ハウスメーカーで構成される(一社)優良ストック住宅推進協議会の事務局長、主催者の住宅金融支援機構の技術統括室長、そして私も加盟する不動産エージェント協会の理事で仲間でもある価値住宅の高橋社長を交えてパネルディスカッション形式で執り行いました。

既存住宅流通の活性化に対する施策は、空家の問題や少子化の影響もあって国をあげての大命題でもあり、管轄である国交省でも昨今力を注いでいる事業です

しかしながら、少しづつ中古住宅に対するハードルが下がってきているとはいえ、まだまだ新築大好きな日本での浸透度は低く、目の前のいろんな課題を解決していなければなりません。

宅建業法改正により昨年春から始まった、建物インスペクションの説明義務や、民法改正により来年から開始される瑕疵担保責任に対しての見直しなど、徐々に変化の兆しがみられていますが、スピード感もなくあまり浸透しているとは言えないのが現状です。

安心R住宅

皆さんは「安心R住宅」って聞いたことありますか?

簡単に説明すると、耐震性があり、インスペクション(建物状況調査等)が行われた住宅であって、
リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅をいいます。

新築住宅においては保証保険制度がしっかりしており、一昔前のいわゆる「欠陥住宅」みたいな問題はほとんど聞かれなくなりました。

中古のマンションにおいては、大抵は躯体がしっかりしているので、室内をリノベーションすることによって新築同様な快適な暮らしが実現できて、リノベーション物件がかなり浸透してきました。

中古一戸建てにおいては、見た目だけで構造体を判断することは難しく、シロアリによる被害や雨漏りなどは素人がパッと見ただけで判断することが難しく、市場にはパワービルダーによって価格の安い新築住宅が供給されているために、中古住宅のリスクを懸念されてマンションほどスムーズに取引が出来ていないのが現状です。

そこでインスペクションやリフォームを施して「安心R住宅」の称号を与えて中古市場を活性化させようという取り組みです。

ところがまだまだ知名度も推進状況も低いのが実情で、パネルディスカッションでも今後の広報の推進や制度の見直しが議論されていました。

私も昨年、今回登壇した価値住宅の高橋社長らとシアトルの中古不動産市場の視察に行きましたが、日本との明らかな違いに愕然とさせられました。

リノベーションという名前がここ数年で大きく世間に浸透したように、民間と国が一緒になってこの問題にスピード感をもって取り組む必要があると考えさせられました。

今回登壇されたインテリックスの山本社長には、ジャスダックに上場された頃に良く訪問させていただき、当時から中古住宅市場についての考え方を熱く語られており、この日10数年ぶりにご挨拶させていただきました。今では一部上場で日本のリノベーションマンション業界の第一人者として手広く事業展開されており、とても刺激になりました。

私も微力ながら力になれるように精進したいと思います。