シアトル不動産視察日記④

会社のブランドに頼らない、自分ブランドを作る。

視察3日目は、日本の一般社団法人 不動産エージェント協会のメンバーでもあり、今回の視察の現地コーディネーターでもある、シアトルのトップエージェントでもある、Mariko Mitsuiさんの所属するJohn L. Scoffにて午前中いっぱい講義です。

日本とアメリカのエージェントの違いは、やはりお客様が会社を選ぶより個人のエージェントを選ぶスタイル。

会社はどちらかというと各エージェントのサポート役に徹し、エージェントの働きやすい環境を作り、教育し、守ります。

チームリーダー(支店長)を筆頭に、ITサポート、エスクロー、契約管理、法律問題の専門家など、あらゆる分野のサポート役を置き、エージェントのリスクを軽減します。

日本で言えば保険業界に少し似ていますね。

エージェントは会社のブランドに頼ることなく、顧客開拓、個人のブランディングを自ら行って、関わる顧客すべてに最大級の利益を生み出すことを理念に仕事しています。

家を売る前に自分を売り込む

自分だけができるオンリーワンのサービス

人が振り向いてくれる仕掛け

などなど、

「〇〇さんじゃないと困る。」「〇〇さんがそういうなら。」と思ってもらえるような関係構築が大事。

結局のと ころは人と人との結びつきが大事

こんな部分はまさに自分の会社でも最も大事にしている部分で、スタッフにも毎回話している言葉です。

特にアメリカは中古住宅の流通が活発で、一生のうちに3~5回買い替えるのも一般的。

売って終わりの日本の仲介会社とはわけが違います。

まさに契約がゴールではないので、そのあとの関係性も続いていきます。

イメージとしては、かかりつけの美容師さんやお医者さんのような存在なのです。

インスペクションの現場

日本のように築30年程度で建物の価値が低くなり、住宅を壊すという概念のない欧米は、築100年の住宅が普通に価値ある不動産として売買されます。

正直、DIYやリノベーションも一般的なため、見た目には判断付きません。

そもそも日本のように築年数をそこまで気にしないようです。

とはいえ取引前にインスペクション(建物診断)を行うのも一般的なため、築100年の住宅のインスペクションにも立ち会わせてもらいました。

基本的には専門の技術者が目視しながら進めていくのですが、やはり目に見えない部分は心配ですよね。

日本でも一般的になりつつありますが、個人的にもまだまだ勉強しなくてはと感じました。

そのあとは、シアトル周辺の実際に売りに出ている物件を視察してきました。

空室物件は日本と同じく現地にキーBOXが設置されてるのですが、すべての物件のキー番号がアプリで見れて、キーBOXにスマホをかざすと自動的にキーBOXがオープンし、どのエージェントが何時に解錠したのかもわかる仕組みになっているのが凄いと感心しました。

しかも、さすがアメリカ。たいていの物件に暖炉がついています。

開発用地が少なくなって最近人気だというテラスハウスタイプでも暖炉付きが珍しくなく、どの物件をみてもとにかく綺麗。

ホームステージング(家具の設置:たいていレンタル)も一般的で、どれもモデルルームのように綺麗に家具と備品類が設置されていました。

とにかく驚いたのは、居住中の物件も留守中にキーBOXから鍵を取ってご案内できてしまうのですが、見た物件どれも清掃はもちろん、ベッドメーキングまでもが本当に完璧で、実際に住んでいる住宅なのかと疑うくらい綺麗。

現地エージェントによると、売り出して1週間以内でオファーが複数入るくらいにシアトルの不動産市場は活発なので、その期間は高く売れるように売主も頑張るんだとか。

それにしても日本との違いにいろいろと勉強させられました。

 

マリナーズの球場近くにある分譲中の新築マンションの低層階は築100年なんだとか。

日本の発想では考えられない建物ですが。壊す概念の薄い国らしい発想なんですかね。

古い建物部分は商業施設としてリノベーション中。共用スペースも充実して売れ行きも好調だそうです。

他にも海に浮かぶ住宅などたくさん見て回りましたが、この辺にして。

本日の最後はマリナーズ戦を生観戦した写真をどうぞ!

19:00過ぎから始まり、21:00頃でもまだ少し明るい。

入場が遅くなってしまい、イチローの練習風景は見れず。。

試合も乱打戦でエラーも多く、「イチローがいてくれれば」と思うこともしばしば。

日も暮れると寒くなり、延長戦に入って帰ろうかと悩みましたが最後まで残っていた甲斐がありました!

延長11回の激闘の末、マリナーズのサヨナラ価値の瞬間。あのイチローがベンチから飛び出してきました!

さすがに感動です!

それにしても観客が終始明るく、勝っても負けても雰囲気を楽しんでるのが印象的でした。

我々ももちろんビッグサイズのホットドックとビールとワインを飲みながら大いに盛り上がりましたよ!

終わってみれば4時間以上の試合時間。球場出たのが23:30

ウーバーを呼びホテルのあるダウンタウンの危険地域に戻るのでした。

続く